
うつくしい庭
「最低な日々にハッピーエンドを。」
最低な言葉、誰かとの約束とか、決して上手ではない自分の生活の全て。
「最後にはきっとハッピーエンドを」と思ってみたりした。
「君ではない誰かと踊るのだろうか」
ひとりぼっちの夜、誰も居ない河川敷で僕は叫んだ。走り回った。
届かない言葉と手紙の最後の一言。
そこにはいつも明確な「さよなら」か曖昧な「ありがとう」しかない。
僕は君へ、君は僕へ、あなたは誰かへ
「そんな風に伝えたつもりはない」という言葉が連なり、ぶら下がっている。
僕たちはそれを悔やんでみたり、それを苦しんでみたりしている。
もう自分のことじゃ泣けなくなった。
過ぎる日々、流れる時間に僕は泣きたかった。
諦めばかりを選んでいると、そのうち泣けなくなった。
本当は泣きたかった。
みんながいなくなった時も、あなたがいなくなった時も。
本当は泣きたかった。
自分に魔法をかけてみたかった。
どんな時でも笑っている魔法をかけた。
僕は笑った。そして僕は僕を忘れた。
「うつくしい庭」
魔法が解ける瞬間、僕らはすれ違い、後悔をした。
どんな生活にもハッピーエンドを。
そうやって笑えるくらい馬鹿げた話にしてくれたらいい。